愛知万博のポスターは横尾忠則が手掛けたのか?

 駅に貼ってある愛知万博愛・地球博が正式名称か?)の絵を見て、「ああ、横尾忠則か」と思った。無国籍風で宗教的な全体的な雰囲気や、一見無造作なコラージュっぷりはまぎれもなく横尾風だ。だが、どうも引っ掛かる。サインが無いし、なんというか、過剰さがない。がーっと来る感じがない。万博なんかがテーマだったら、もっとこう、グワーっとなるんじゃないかと。いや、自分で書いてて意味がわからないけれど。
 ここらあたり、ためしに一緒に横尾忠則展に行ったこともある年長者の意見を聞いてみた。が、やはり「それっぽいけど、どうかしら」という答えであった。万博ともなれば横尾クラス、というのは当然の話だ。が、判断を保留したくなる何かがそこにはある。モリゾーとキッコロがいけないのか?