もうミラーマンじゃない

http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050323-0004.html

女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた早大大学院の元教授植草一秀被告(44=解職)に対し、東京地裁(大熊一之裁判長)は23日、罰金50万円、手鏡1枚没収(求刑懲役4月、手鏡1枚没収)の判決を言い渡した。

 あれ、こないだ「手鏡没収」の話を見たとき、既に判決かと思っていた。しかしなんだ、判決に「手鏡一枚没収」か。日本の裁判も、こういうユーモア(ではないのだろうけど)というか、自由な面があるのね。近藤節っぽくいえば、日本の司法の歴史で、手鏡の没収を命じられたのはこのときの植草ただ一人である、って感じだな。
 で、今後、鏡の世界から帰ってきたミラーマンはどこへ行くのだろうか。いくらテレビによく出ていたからといって、田代まさしみたいに芸能人ってわけじゃない。本業に戻るのだろう。本業というと、なんだ、大学院の教授? いくらなんでも教育現場には戻れないだろうな。となると、エコノミストか。何かしらそこらへんで優秀な人だったから、教授になりテレビにも出ていたんだろう。どこかしら引き受けるところはあるんだろうな。けど、なんというか、その場を想像すると笑えるな。建前上「植草さんの無実を信じて」ということなんだろうけど、あれだけ顔が売れてたらな。いやはや、社会的制裁とは恐ろしい。
 ……と、ここに来て気がついたけど、まだ地裁か。まだまだやる気なんだろうか、ミラーマンは。セクハラを疑われて自殺する奴もいるくらいだし、一縷の望みがあるかぎり、まだまだ戦いは終わらない、のか?