手鏡は燃えているか?

http://www.nikkan-kyusyu.com/view/ts_1111106043.htm

植草被告は同誌の中で、逮捕後に「(拘留中)ペンをとって最初に遺書を書きました。神奈川県警の前でガソリンをかぶって自殺をしようか、などと抗議の死をずっと考えていました」と告白。

 昨日(id:goldhead:20050323#p2)で手鏡一枚没収について、「日本の裁判も、こういうユーモア(ではないのだろうけど)というか、自由な面があるのね。」などと書いてしまったが、大間違いであった。今朝、とくダネ!で弁護士がこの件について、以下のような解説をしていたのである。すなわち「猟銃で事件を起こした場合や賭博で有罪になった場合、その猟銃や賭博の道具は没収される。この判決は全然珍しい話ではない」というのだ。なるほど、そういう話であったか。植草一秀にとっての銃はミラーであった。照準を合わせて、慎重に発射しろ!
 ……などと書いてしまうと、我がアパートの前で焼身自殺されてしまうかもしれない。それは御免蒙りたいので、行きすぎた件にはお詫びしたい。しかし、抗議の自殺というのは厄介なものだ。「それほど身の潔白を証明したかったのか」と「本当にやったから逃げたんだな」の二通りの解釈が、同じくらいの重さで釣り合ってるからだ。そして、もし、我が身が痴漢の冤罪に遭遇したらと考えると、なかなか馬鹿に出来ない話であるようには思える。