皐月賞の枠順確定

 昨夜、内外タイムスを買った。土日の前日以外に買うのは初めてだ。大きく座談会の記事が載っていたのだ。もちろん話題は皐月賞、いやディープインパクトだった。メンバーは‘極道記者’塩崎利雄、‘孤高の◎’清水成駿、‘ダービーニュース’長谷川仁志、‘POG大魔王’丹下日出男、‘内外タイムス’橋本千春、‘大川慶次郎の一番弟子’能勢俊介、そして花岡貴子だった。皆、ディープインパクトが一番強いことでは一致していた。清水成駿は「本紙担当でディープに◎を打たない奴は馬鹿だ」と言った。
 その清水の本命候補はビッグプラネットダンスインザモアローゼンクロイツだった。ただ、ビッグプラネットは鞍上の柴田善臣について「逃げると下手」「思い切った競馬ができない」と評価していなかった。ダンスインザモアについては、「十八頭も走るレースは、デカイ馬が勝つんだよ!」と冗談半分のように言っていた。
 そういえばディープインパクトは馬格が無い方だ。しかし、写真やテレビで見る印象では、サラブレッドを描いた昔の西洋絵画といった印象を受ける。無駄な筋肉が無い印象だ。ただ、確かに小さい分弾かれる危険性はある。
 ディープインパクトは七枠十四番に入った。少なくともスタート直後に閉じ込められる心配はなさそうだ。先手を取りそうな馬は内枠に入った。コンゴウリキシオービッグプラネットマイネルレコルト(清水は早熟で成長が無いと切り捨てていたが)も、早め抜け出しのロングスパートをするかもしれない。ディープ逆転はともかく、相手選びも前に行く馬か。デアリングハートのような馬が出てくるかもしれない。ならば、後ろから迫るシーザリオも隠れているのか? いよいよ分からなくなってきた。
 座談会に参加していなかった鈴木和幸のサイトを見てみよう。ディープインパクトの二着探しというのはともかく、アドマイヤジャパンの評価を下げている(http://www.suzuki-keiba.com/htdocs/dhi-puinnpakuto1.htm)。なるほど、前走は最高に上手く乗って差されたというわけだ。
 いずれにせよ、ディープインパクト。マスコミが盛り立てすぎている、過剰人気を煽っていると嫌う人もいるだろう。ただ、俺はそうは思わない。ハルウララみたいなのが煽られるよりずっといい。ひょっとしたら、久々に競馬ファン以外にも強さで名前が届く馬かも知れないからだ。コスモバルクも戦績を顧みれば強い馬であることは疑うべくもないが、いかんせんその境遇なしで世間に知られることはなかっただろう。しかし、ディープインパクトは強さで名が知られるかもしれないのだ。皐月でポシャる可能性だってある。しかし、煽っておいて損はない。そう思うのだ。それに不満な人は、馬券で裏を突くって手段だって残されているのだしね。