しずちゃんの胸

 テレビゲームを終えて、さあ寝ようかとしたときの話だ。ふと、テレビを見やると、一人の女の子が映っていた。場所はプールの飛び込み台の上。怯えてプールを見下ろす女の子は、やけに大きい。それは、女の子というにはあまりに大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに南海キャンディーズしずちゃんだった。
 番組は「Qさま!!」、飛び込み台から飛び降りるまでの時間を競うクイズであった。この番組、アンタッチャブルの「ニセヤンキー」ネタは好きで何度か見たが、こちらについてはあまり興味が無かった。が、しずちゃんとなれば話は別だ。寝るのも忘れて見入ってしまった。そして、せめて日記の中では正直に告白せねばならない、しずちゃんの胸が気になって仕方なかったと。
 だってもうしょうがないじゃないですか、なんですかあれは。大きいとは思っていたけれど、あれは大きい、大きすぎる。青木さやかのプロポーションの指向性を一つの評価軸とすれば、その方向性において遥かに上を行くのは間違いない。そのうち写真集が出たっておかしくはないはずだ。いや、俺は買わないけれど。だってその、俺はおっぱい単体というよりも、全体的なラインをね、その、……何を弁解しているのだろうか、俺は。
 というわけで、ものすごい水しぶきとともに、かなりのインパクトを残した番組であった。ついでに、相方の細々としたツッコミもなかなか面白かったということも忘れずに書いておこう。しかし、いつまで経っても相方の名前が覚えられん。致し方ないことか。