タイガー&ドラゴンの感想

 ついに笑福亭鶴瓶が冒頭の挨拶に。やっぱ様になるなぁ。普段テレビで見るよりもカッコイイわ。なんだ、十五分、いや二十分やってもらっても、いや、落語一本やってもらってもいいくらいだ。もちろんドラマも見たいけれど。で、そのドラマの方は北村一輝。なんだか、この人は連ドラ前にも出てたキャラなのかな。まあいいや、やっぱいいわ。こんなチンピラヤクザいたら、女はとろけてしまうかもしれんね。で、最終的に北村が自分の死体を担ぐというオチ(車で運ぶの手伝っただけで死体遺棄の共犯と思うけど)に。「頭が池」とかのナンセンス系ネタを、どう現代アレンジするかという脚本家の挑戦を見るようでもあった。その結果、えらく血なまぐさい話になってしまったと、劇中でも言われていたか。ただ、いろいろな粗忽者が粗忽の果てにああなるあたりが、泣き笑いだ。しかしなんだ、もうこのドラマも終盤なんだな。なんとなくこのまま半日常物的に続いていってもいいけれど、やはりオチがつくんだろうな。それはやっぱり小虎の噺家かヤクザか、みたいなあたりだろうし、岡田君が西田敏行のファミリーに戻るのかどうか、みたいなあたりなのかもしれない。うーん、後にスペシャルみたいなのもあるだろうけど、寂しいなぁ、終わってしまうのは。しかしなんだ、劇中劇中劇(?)の「粗忽長屋」の二人のノリとか相当面白いし、そういう時代物のスペシャルなんかも見てみたいな。いや、『真夜中の〜』見ろってとこか。いやはや。