モントリオール世界水泳選手権について

 ここのところ、かなり長い間世界水泳がテレビの一部を占拠していた。俺は元来スポーツの国際大会などが好きで、この世界水泳だって見たってよかったんだが、逆にチャンネルを合わせることはほとんどなかった。だって、朝と夜に放送してて、今映ってるレースがいったい何なのか、録画なのか実況なのかよくわからなかったのだ。なんか、一生懸命見ていたら録画でした、なんてのは損した気になる。まあ、俺のスポーツ観戦なんてその程度のものなのだけれど。あと、最後の方ちょっと見ていて思ったのだけれど、各泳法の各距離の各予選が目まぐるしく行われるので、俺が思うほど録画なんてやる暇はなかったのかもしれない。
 そんなわけで、あまり世界水泳について語るべきことはないのだ。しかし、こうして記すには理由がある。一つだけメモしておきたいことある。それは、たまたまある選手の名前が呼ばれるのを聞いてしまったことについて。そう、僕らがマンコッチという名前を聞いてしまったことについて。
 マンコッチ。ペーター・マンコッチ。MANKOC,Peter。アヌシュの場合はアヌスを誤魔化したのではなさそうだと自分では結論付けた(id:goldhead:20040914#p3)が、マンコッチはどうなのか。いや、誤魔化すも何もマンコッチはマンコッチとして表れた。ということは、テレビ局的にもどうしようもないと判断したとのことだろう。試しにマンコッチと同国のスロベニア人にどんな姓があるか調べてみると(http://www.kawachi.zaq.ne.jp/1974koji/3/worldcup2002si.html)、ビッチ率というかッチ率が高い。ッチについては避けられないようだ。いや、問題はッチではなく、前半の方だった。しかし、このリストを見ても、アルファベット(英語風表記?)に即した素直な発音が多い。これはもう、マンコから逃げられないのだ。テレビ局内でも「マヌコッチということにしないか?」とか「マンコチにした方が目立たないのでは」などと侃々諤々の議論が交わされたには違いないのだろうが(知らないけど)。
 一応書いておくが、俺にマンコッチ選手(短水路世界新を出したこともある人なのです)やスロベニア人をバカにする意図はまったくない。ただ、ある名前が世界の裏側に行ったらどえらい意味だった、くらいのことはちょっと面白がったっていいんじゃねえかな(「かつお」がイタリアだとヤバイとか)、と。まあ、その程度なわけで、更に言えば我が国の新聞の一面を飾るくらいの活躍を願いたいと思う。
 追記:日本プロ野球界にその名を残す登録名マニーことマンコビッチ。検索すると日本語のサイトでは「Mankorvich」とするところがあるが、「Mankovich」が正しいようだ。こうなるとボボ・ブラジルの名前を並べておかなければ気が済まないのは、どういう類のオブセッションなのか。