東アジア選手権:日本−中国

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-050804-0004.html

 達也がやった! 代表初招集のFW田中達也(22=浦和)が、後半42分に代表初ゴールとなる貴重な同点弾を決めた。

 小柄な田中達也がボールを持って、相手のゴールの方に近寄っていく。一瞬、間があって、田中達也はボールを止める。誰かにパスをするのか? 自分でボールを蹴り進めるのか? ぼくはその瞬間にしびれてしまう。そして、田中達也は中国人の大男相手に切れ込んでいく。するどいボールがゴールネットを揺らすと、日本代表の決定力不足は解消された、と誰かがいう。ぼくは今まで何度この台詞を聞いたか思い出せないけど、激しく同意する。だって、そう思っていた方が楽しいに違いないんだもの。ジーコがしでかした少年漫画みたいなことだって、歓迎してしまうさ。