ソーダストリーム

 わたしの好きな飲料水は、炭酸水だ。コーラやファンタ? いや、そうではない、単なる炭酸水。すなわち、焼酎やウィスキーを割るのに使うソーダそのものだ。甘ったるい糖類も、余計な香りもいらない。ただ炭酸であればいい。天然のペリエだとかじゃなくてもいい。ダイエーで356ml缶で40円、コンビニでサントリーの500ml瓶で130円程度のやつでいい。
 しかし、これをそのまま飲む人間は少ないらしい。だから、コンビニに置いてあっても、冷やされていないのだ。常温で焼酎の横に並んでいたりする。さらに言えば、酒を扱わないコンビニには置いてすらいない。冗談じゃない、ちくしょうめ。
 わたしは今朝、ふいに炭酸が飲みたくなった。上にあるような事情で、会社までの道で冷えた炭酸水は入手できない。唯一、レモンの香り付きで無糖のスパークリング・ウォーターを扱っているコンビニはあるのだけれど、通り過ぎてしまった。そこで、久々に三ツ矢サイダーを買ってみたのだ。サイダーならば無色で、多少の甘味ならガマンできるかとおもったのだ。しかし、それは大間違いであった。まるで砂糖壺に舌をつっこんでかき回しているかのような、ベッタリとした甘味。こいつはろくでもない透明の砂糖汁だ。
 なあ、もっと炭酸水を飲もう。政策でも推進すべきだ、糖尿病患者を増やさないために。もしそんな主張をする政治家がいたら、次の選挙で一票くれてやるぜ。