俺は豚の角煮が好きだ

 憂鬱な昨日さん(http://spica.tdiary.net/20050817.html#p06)の日記を読んでいて、炊飯器で豚の角煮を作るという発想を知る。角煮! 豚の角煮! 俺は豚の角煮が大好きだ。そしてこれは、すぐにでも飛びつきたいアイディア。なぜなら俺は、プロパンガス代の高さゆえに、「煮込む」料理は不可能だったからだ。家でせこせこ豚の角煮を作ったりするくらいなら、歩いて中華街へ行った方が安上がりなのは間違いない。
 とはいえ、気になることが一つある。大元のリンク先(http://nennza.hp.infoseek.co.jp/suihanki/index.htm)にも書かれていないのことなのだが、炊飯器に匂いついちゃわないのか? ここがちょっと気になっていろいろと検索すると……、まあ匂いがつくという話もあるが、ハイターで漂白しちゃえば大丈夫だろう。幸いに俺の炊飯器‘ローエングリンプリサイスマシーン、あるいは栄光の阪神マイル号’は、中蓋も着脱式だ(最近のじゃ当たり前か)。蒸気口に匂いがついたところで、それが内側に還流するようにも思えず、多少匂いがついたところで逆に美味しいかもしれない。
 では、早速今夜にでも、とはいかないな。まずは猫パン女史も仰るように、米の問題だ。俺は炊きたてご飯主義者で、それ以外の米を喰うくらいならお菓子を食べればいいじゃない、くらいのものだった。が、一人暮らしをはじめ、俺が嫌っていたのはひとえに「保温」臭のついた米であって、炊きあがったものを保温せず、冷凍保存すれば全然大丈夫。というか、今まで食えなかった(!)冷や飯すら食べられるのではないか、というくらいである。だから、とりあえず角煮とともに食べるぶんの冷凍米を用意する必要がある。
 そして、もう一つは肉の問題だ。角煮用の豚肉は、そう高いものじゃない。牛のお肉様に比べたら、全然高くない。が、今俺がそう思っていても、スーパーでカゴをぶら下げた俺はそう思わない。俺がスーパーで単品二百円以上の品物を買うときの逡巡ときたらない。思わず「鷄肋、鷄肋」とつぶやいて、さらに安い鳥肉を買う可能性は少なくない。何とかここを切り抜けて、角煮の高みに近づきたいものである。