青森から秋田まで

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000030-mai-int

 特派員からの報告をまとめたロンドン発の記事は「世界の人々は今見ていることを信じることができない」で始まり、「アルゼンチンからジンバブエまで、米国の力に対する思いが揺らいでいる」と指摘している。

 大型ハリケーンカトリーナ」の直撃を喰らったアメリカ。その破壊と混沌の映像を見ると、俺はなぜかカート・ヴォネガットの世界を思い出す。貧困の戯画、馬鹿げた悲劇、などなど。
 そして、「アルゼンチンからジンバブエまで」その姿に注目している、と。はて、アルゼンチンからジンバブエ? 調べてみると「from Argentina to Zimbabwe」で一つの成句となっているようだ。言うまでもなく「A to Z」。同じく「アデレードからチューリッヒまで(from Adelaide to Zurich)なんて言い方もあるみたい。
 さて、日本も余所の心配をしていられない。これまたアホみたいに大きな台風14号が迫ってきている。主戦場は西の方だが、俺の住む横浜まで影響は少なくない。とはいえ、昨夜はやたら雷が光ったものの、降雨の方はそれほどでもなく、雨戸を閉めたのも寝苦し損で終わったというところ。もちろん、今夜からの警戒は怠らない。首都圏で浸水したようなところもあったらしい。
 これで夏の青空も終わり、すべてのセミは死んで秋になる。俺は夏の始まりと夏の終わりに夏が恋しくなる。