萩の乱

http://www.sankei.co.jp/news/050917/sei059.htm

 民主党は17日、新たな代表を選ぶ両院議員総会を都内のホテルで開き、所属国会議員の投票の結果、前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)が菅直人前代表(58)を破り代表に決まった。前原氏96票、菅氏94票の2票差だった。

 昨日などから前原誠司という名前を見ていて、どこかで見たことのあるような名前だと思った人は多いのではないか。いや、昨日あたりから注目するあたり、政治に興味のないことを露呈するだけなのだけど。で、誰の名前を思い出すかと言えば、‘萩の乱’の前原一誠。おお、松下村塾松下政経塾も字面が似ているじゃないか。だから何だと言われても、ちょっと困る。
 とはいえ、せっかくなのでざっと平成の前原氏を検索などする。石破茂と仲が良い(?)とか、度々メガネがオシャレなことで取り上げている武見敬三世話人をする「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」(長い名前だ。こういうのはどうしようもないのか。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」などというのも長いし、どうも変な感じだ。かといって、短くすると志帥会だとか王道会だとか凌雲会だとか、劇画的な凄味が出てしまう。無い物ねだりかもしれない)に入ってるとか、どうもハト派には攻撃対象になっている人らしい。それが、市民運動出身の菅を僅差で破ったと。このあたりがパッキリ分かれるあたり、どうも民主党の弱点かもしれない(いや、世代交代というのも大きいかなぁ。あと、新党さきがけ出身という意味では両者の根は一緒なのか、どうなのか、ぜんぜんわからない)。自民党は長いこと右も左も相当な幅で存在してきたが、それがかえってよかったという点もある。しかし、歴史の浅い民主では、混ざり合ってない水と油という感じなのかもしれない。政党がドレッシングになるのに、どれくらいの時間が掛かるのか、ちょっとわからない。とりわけ興味も知識もない話なので、「しれない」と「わからない」ばかりになってしまっているのかもしれない。
 しかし、野次馬的・ワイドショー的に選挙が好きな俺として、やはり野党第一党の党首くらいは気になる。とりあえず岡田克也の食い残した任期をどう平らげるか、注目していこう。どうせなら、幕末の前原みたいに斬首されるくらい暴れてみてもいいじゃないか、と、無責任な応援をしておく。