日本の治安を考えた

 俺は昨夜、自分が喧嘩で勝てそうな警察官とすれ違った。これは生まれて初めてのことだ。大きな驚きであった。いや、もちろん、実際にやったら向こうの方が銃剣道(というのはタイプミスで、柔剣道だな。しかし、銃剣道というスポーツが確立しているのを、俺はこないだテレビブロスで読んで知った。http://www.jukendo.or.jp/)で鍛えているであろう。その差は歴然。しかしなんだ、それを勘案した上で、上手くいけばイーブンに、いや、もしかするとなんとか……と、思わせてしまうような頼りなさなのであった。
 もちろん、警察官の多くがかなり屈強な人間であることは承知している。体長1mのワニを素手で捕まえた警官がいる、なんてニュースは必要ない。何せ、叔父に一人警察官がいるのだ。もうそれなりの中年なはずだが、かなりデタラメに強まってる。いや、しかしそういえば、彼も見た目はそれほどではない。しかしなんだ、怖いよ。
 というわけで、俺が「勝てるかも」と思った若い警察官(俺より年下なのは確定だろう。……俺より若い警察官がいる! やはり夢見る頃は過ぎているのなぁ)も、羊の皮を被ったなんとやら、なのに違いない。しかし、それでも、数日後に「横浜で警官マニア逮捕」という報が出ても驚きはしないなぁなどと思うのであった。