新設G1!

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2005/08/08/01.html

 JRAが3歳、古馬混合の短距離G1レース新設を検討していることが7日、明らかになった。秋のG1シリーズの谷間になっている有馬記念の1週前に「秋の短距離3冠」最終戦として創設するビッグプラン。舞台は来年12月に新装オープンする阪神競馬場の芝1400メートルが最有力で、早ければ来年から実施される。

 新設G1の話題である。規模縮小だとか撤廃だとかに比べれば、まあ景気のいい話だと思いたい。しかし、この案はなかなかのものだと思う。やはり競馬のカレンダーでは金杯から始まり有馬に終わるというもので、スプリント路線の〆は秋のはじめのスプリンターズステークスですよ、と言われても、なかなかピンと来なかった。その後のスプリンターたちも、CBC賞や香港に行ったりと、そのまま休むわけでもなかったわけだし。千四という根幹距離外の距離がどうかという話や、はたして都合良くスプリンターとマイラーの激突があるのだろうか、という問題もあるだろうが、ここは素直に喜びたい。

……という話はどこに行ったのだろう? 今日になっていきなりこれである。
http://www.nikkansports.com/ns/horseracing/p-hr-tp0-050928-0008.html

 JRA(日本中央競馬会)が来春、東京に古馬牝馬限定のマイルG1を新設することが27日、明らかになった。22個目となるG1の名称は「ビクトリアカップ」あるいは「ビクトリアマイル」となる見込みで、来年は2回東京最終日の5月14日(日)に施行される。

 古馬牝馬限定マイルG1ときたもんだ。古馬牝馬限定G1は、たしかに設立の声が大きかったレース。それが、春の安田記念の二週前で、東京競馬場ときましたか。うーん、どうなんだろ。距離はマイルか。安田と近すぎるような気もするけれど、エリザベス女王杯が二千二百という点で二千を避けたのかな。名前は「ビクトリアカップ」って、これはエリ女の前身の名称だな。いっそのこと「安田記念・牝」とかはどうか。
 ……とか言ってても、まだどうなるかわからないか。いや、こちらは「検討」ではなく、ストレートに「明らかになった」か。個人的には、前者の阪神千四案の方が好みではあるけれど、いずれにせよ、どうなることか見ていきたい。