巫山の雲は乱れ飛ばない

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200510/sha2005101401.html

「われわれは昨日(12日)までに、子会社を通じてTBSの株式の15.46%を取得しました」

 さて、三木谷浩史がTBSを攻める話だ。はっきりいって、あまり驚きはしなかった。ライブドアによるニッポン放送(フジテレビ)買収話の時は、今読み返した俺が驚くくらい驚いたというのに(id:goldhead:20050318#p2)、今回は「へぇ、そう」くらいのものであった。「ちゃんと買収対策しておけよ」とか、そのくらいのものであった。
 やはりこれはもう、ホリエモンが突破口を開いたあとに三木谷とか孫正義とかが入ってくるパターンに乗せられているのだろう。まあ、彼らの世界とは縁もゆかりもないゴミ虫が乗っかったところで何というわけもないけれど。
 となると、次はあれだ、三木谷の政界進出だな。今度は当選する。そういうストーリー。大メディアを掌握して政界へ。ほら、イタリアのあいつ、ベルルスコーニシルヴィオ・ベルルスコーニを目指すんか。ヴィッセル神戸も持ってるしな。……しかしまあ、それでも三木谷が政治家に、選挙に向くかと言えば、どうにも向かないように見える。政治家はあれで、やはり一種アホに、道化にならねばならん。堀江貴文にはそれが出来たようだが、三木谷はどうか。ああ、だから尚更のこと、先にメディア掌握か。うん、万事抜かりなしかね。けどな、‘財閥富を誇れども社稷をおもう心なし’ではアカンで。オッサンが言いたいのはそれだけや。