秋の夜長のハードゲイ

 連チャンでレイザーラモンHG登場。今度は久本雅美の番組で、新しいのだろうかはじめて見た。そして、ここで出てきたのがレイザーラモンの相方・出渕誠である。そうだ、日刊スポーツの記事で見たばかりだ。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-051024-0012.html

「(稼ぎは)ほとんどアルバイト。青果市場で朝の積み卸しをやってます。HGと比べたら収入は10分の1くらいですね」。

 の彼である。番組ではアルバイトのことに触れず、三ヶ月に一度くらいのコンビ活動と、親の仕送りで食っているということになっていたっけ。そういや、HG誕生についても、上のアメトークと若干食い違うようなことを言っていたような。まあ、それにしても相方である。どんなキャラを立てるか、ということでいろいろな扮装をして出てきたのだが、まあなんとも。しかし、先に出た記事の内容そのまんまか。そういや、記事の写真もテレビと同じで、その場での取材だったのか。まあいいや、それにしても、なんというか、どうなのか。関西での元の芸風や面白さは知らないが、なんとも。とはいえ、蛭子能収のモノマネは秀逸だし、あのなんとも言えない情けなさはちょっとしたものか。でもな、放送作家か、あるいはHG本人が考えたか知らないが、どうにも他のネタは……。いや、しかし、HGとなかやまきんに君との即席ユニットの方がひどかったか。酷さを笑う芸にもならない、何とも言えない、本当にどうしたらいいんだ? と不安になるようなものであった。
 こうなると、HGがこのキャラが消費され尽くされたあとを心配するのも無理はないか。アメトークとこの番組の両方でプッシュしていた「絵を描くのが上手い」というのも、見るものをして「おー」と感心せしめるところまでは行かない。とはいえ、俺はHGキャラは案外長くいけるんじゃないかとも思っている。なんというか、普通の場に乗り込んだ時のあのキャラは強烈だもの。だから逆に、あの格好に慣れられたときがやばいか。違和感・異質感の維持が重要な課題になってこよう(こんなことを書く俺は何様なのか、自分でもよくわからない)。いずれにせよ、寝る前にたてつづけにHGで、なんだか疲れてしまったのであった。