ディープインパクトのバース・デイ

 昨夜、TBSでディープインパクトのドキュメンタリーを見た。はっきり言って、ディープに関する情報は嫌と言うほど(別に嫌ではないけれど)溢れかえっているし、特に目新しい話など無いだろう。……と、思いつつも、やはりテレビで競馬に関することをやっていると見てしまう。グリーンチャンネルだとか、そういうものとも無縁なので、やはりこういうのは嬉しいのだな。で、何度か見たような‘磨り減らない蹄鉄’のなどにもきちんと見入ってしまった。
 ところで、俺は競馬歴十年くらいになるのによく知らないのだが、競馬中継に関する契約というか、そういうのはどうなっているのだろう。民放ではメーンより前と後はテレビ神奈川みたいな地方局、メーン付近はテレビ東京(土曜)、フジテレビ(日曜)、大レースだけNHKも……というのが、関東地方の俺の認識。この構図は変わらないのだろうか。たとえば、野球みたいに各民放地上波が手を出すなんてことはないのだろうか。けどまあ、地上波以外で専門チャンネルもあって、今更手を出しても美味しくはないか。
 えーとディープか。この先はどこへ行くんだろうか。この先というより、とりあえず年内のもう一戦。ジャパンカップ有馬記念。ここはどうだろう、ジャパンカップに挑戦してもらいたい、というのが一競馬ファンとしての俺の希望。アゴ足つきの招待馬とはいえ、外国馬はディープに遠慮しないだろう。そういう厳しいところで一発かまして、世界の競馬地図に旗揚げって感じで。有馬の方は多分、楽な競馬になっちゃうだろう。オグリキャップのときがどうだったとかはよく知らないところだけれど。でもって、その先はもちろん海外だろうなぁ。これは陣営も言っていることだし。やはりヨーロッパ、凱旋門賞クラスか。しかしなんだ、これまたどうでもいい一ファンの意見としては、アメリカの競馬オヤジどもに、「これがサンデーサイレンスの忘れ形見、日本のトリプルクラウンホースだぜ」って見せてやりたいような気もする。小回りのコースを三角からスーっと抜けていくディープインパクト。たぶんダートは空っ下手だから、ブリーダーズカップ・ターフでね。