むしゃくしゃしていた

 上向き加減と感じていたら、冷や水をぶっかけられるようなこと。町中で見かける人という人に殴りかかりたい感じ。無茶苦茶に誰かの頭を叩き潰したくなる感じ。耳や鼻だって平気で削ぎ落とせる感じになった。これが世に言う‘むしゃくしゃしていた’か。誰でもよかったのか。本当にクソみたいな気分なので、誰かをクソの中に引きずり込みたい。クソみたいな気持ちで生きている人間が、みな一人ずつクソの外の人間をクソの中に引きずり込めば、クソ気分も半分になるかもしれない。良いものを目指さない革命、クソに引きずり込むだけの革命、そんなものはかつての人類の歴史にあったのか?