頑張れマーティ

http://www.sponichi.co.jp/osaka/ser2/200510/27/ser2186686.html

 過去“地獄のキャンプ”が強いカープの礎を築いた。だが一方で故障者を出し、低迷の原因にもなってきた。今春キャンプで2430球を投げ込んだ大島は「個人的には投げ込みで2勝挙げられた。でもチーム成績を上げるためには新しいやり方も重要」と話した。

 今春キャンプでの二千五百球投げ込み。ただひたすら量を求め量に満足する練習との、よい決別になったかもしれない。これで結果が出なかったからこそ、一気にブラウン新監督の新方針に針を合わせられる。もちろん、バレンタインだってそのイズムを一瞬で浸透させたわけじゃないから、時間は必要だ。時間は必要だが、時間には長さがある。すばやく染み込みスッと効く、そんな感じでやってほしい。
 しかしなんだ、大島投手。投げ込みで2勝挙げられたと何やら投げ込み効果を言うが、それはどうなのか。20勝したのなら新しいやり方への保留も結構だが、2勝で満足してくれるな。もっともっと勝てる、そういう器だろう。投げ込みの時間を別の練習に費やしたら、もっと勝てたかも知れない。そう思いなおして頑張ってくれ。