テスト・ザ・ネイション

goldhead2005-11-28

 競馬の後ふて寝をしてしまって目が覚めたらこの番組が始まるところだった。俺はだいたいネットで出来るIQチェックによればIQ60内外である(id:goldhead:20050629#p2)。適職チェックをやれば「単純作業のルーチンワーク」である(id:goldhead:20050909#p4)。幼稚園のころのチェックでは、悪くなかったのだと親は言った。最初の問題群は国語のようだった。俺はチャレンジすることにした。職業別どころか年收別に区切られてIQをチェックするという差別的なスタジオ構成が気に入った。坂下千里子小池栄子のはガチンコに見せたプロレスと見せかけたセメントじゃないのか。古舘伊知郎、お前はやはりこのあたりが向いているのだ。競輪の実況をやっていたな。こいつが競馬の実況をやったらどうなるだろう。俺は古館の実況によるF1世代だ。古くからのF1ファンには不評だったという。競輪もそうだったのか俺は知らない。俺はいま競馬で古館の実況を聞いたらウザイと思うだろう。しかし、そうとばかりは限らない。知識を問う、あるいは問題を類推させる、というのもIQのうちなのか。そういえば古館と堀江貴文といえば、あれこそガチガチでバキバキだったんじゃないのか。CMが照れていた。CMにしたって、あんなに凝視されるなんて思いもしなかったろう。何でそんなに見るんだよ、と思ったに違いない。頼むからやめてくれ。IQを公表したのは堀江のみだった。俺は、TBSファン感謝祭みたいにズラーッと公表するものだと思った。公表するのにためらわれるようなものをテストさせるのか。違和感。堀江は他の番組でIQを計っていなかったっけ。俺は算数ができなくて、二桁の足し算をする人間は機械人間じゃないかと疑っている。左・左型か右・左型。右奥と左奥の点数が並んでしまって後味が悪い。テストの結果。80のうち64当てて117という上々の結果。高卒無職年収100万円以下がホリエモンより高い点数と、テレビのクイズ番組で取り戻したちっぽけなプライドおめ。世の中の人間を規定する全てのものはあの年収の区切り以外に何一つ無く。他に計るべき価値は何一つ無い。金をどれだけ持っているか以外に人間の価値は無く、価値のない人間にどんな眠り薬を与えて価値の無さに気が付かせないかが問題だ。価値の無さに気づいた人間はあまりよいことを考えないし、よいことをしない。おおむね世の中そういうようなものだ。