ディストレス・コーリング

http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0512/01a.html

高い周波数の音に対する人間の聴覚というのは、年齢によって衰えていくものだそうで、10代のガキに聞こえて、30歳以上の大人には聞こえない不快な音というものが存在する。
話題の装置はその音を発するのだ。

 昨日の「トリビアの泉」はそれほどみどころがなかった。なぜか千野志麻アナウンサーに対する不快感を深層心理の奥底に植え付けられたような気もするが、何かの間違いだろう。たぶん。
 とはいえ、上のニュースを読めば、やはり頭が飛ぶ例の人型害鳥除け機械を思い出さずにはおれない。何もかもが中途半端なしろもので、日本も先行者(これも懐かしい)を馬鹿にしている場合じゃないと思ったものだ。しかし、あれはあれでちゃんと対策になっているのならば、どこかで実用化されてはいないものなのか。あるいは、上の発明家と協力したっていい。コラボレーションだ。十代にしか聞こえないディストレスコールをまき散らしながら、頭を激しく射出する機械人形。まさに世紀末の様相ではないか。
 ところで、あの機械の開発に三百万かかったという。常々貧乏人としての僻み嫉み妬みのみで生きる俺はこの金額を見てどう思ったか。実のところ「なんだ、安い」であった。俺ははっきりいって、「三千万円」くらいは来るんじゃないかと身構えていたくらいなのだ。関係者各位(http://www.naro.affrc.go.jp/ここだろうか?)には更なるトリビアの種を蒔いていただき、その収穫を期待するばかりである。