ナンプラー?

 癖のある匂いの食べ物はいろいろあって、俺は無難を第一とする母親の手料理で育った割に、というか、その反動かもしれないけど、結構平気だったり、平気であるように心がけたりして、エスニック料理食ったりすると人からパクチーを押しつけられて、山盛りになったりするタイプの人だったりするんだけど、その割にセロリ勘弁、らっきょう勘弁ってわけで、何でもありってわけでもないじゃないですか。
 ドン・キホーテで198円のナンプラー買ったわけですよ、ナンプラー、魚醤ですからね、ナンプラー、魚醤というとニョクマムって単語も思い浮かぶけど、それはベトナムナンプラーはタイらしいです。原材料とか「魚・塩・水」みたいな男らしさで、魚って何の魚みたいな疑問もあって、フタの開け方もよくわからなくて包丁で穴あけたりしたナンプラーだけど、ちょっと匂いに驚いたんですよ、「えー、足の裏」みたいな。いやね、誤解を解くために言っておくけど、俺の足の裏はそんな匂いはしなくて、冬だって家に帰ったら手洗いの他に冷水で足洗いするくらいなもんで、あくまでイメージなんですけどね。
 で、そんなナンプラーどう使っていいのかわからない。買ったのは土曜日だったんだけど、家にはネットとかないし、ましてやナンプラーの使い方が書かれた料理本もないわけで、でも、その後別のスーパーに行ったついでに調べてみたんですよ、ドンキのナンプラーは男らしく日本語が必要最低限しかないけど、スーパーのならちゃんと用途くらい書いてあるだろうって、ズバリ予想通りだったんだけど、「日本の醤油のようにいろいろなものに使います」とかだけしかなくて、もう、そのまま使うしかないって感じでしたね。
 それで、まず野菜炒めに使ってみました、っていってもまあ、袋ラーメンの上に載せる具みたいなものですが、それでももらい物の白菜とかピーマンとかで、ジャッとやってみたんだけど、ちょっと匂いに引くところもあったけれど、頑張ってね。それでラーメン、こっちは普通の醤油味なんですけど、それにのっけて食べたら、まあいけるじゃないか、ちょっと塩こしょう別にしたのが余計で、少ししょっぱくなったなって感じだけど、まああんまり気にならず、なんかおいしいとかなってきた感じっしたよ。
 次に、これもドンキで買ったんだけど、缶のグリーンカレーにちょっとかけて食ってみたら、こっちはドンピシャみたいな感じで、思わず飯に直接かけて食う感じになったりしたりで、まあナンプラーいいじゃんみたいなところになったわけで、だいたい炒め物、スープときて、後は生魚に、まあ刺身に使ったら魚同士でどういう関係なのかわかんないけど、試してみようかとか思ってるわけじゃないですか、マジで。

追記:
http://allabout.co.jp/gourmet/ethnicfood/closeup/CU20011114A/
 レシピ調べたらやっぱり普通の醤油みたいに使えって。そうだ、サラダというか、マヨネーズに混ぜてキャベツを食ったりはしたんだっけ。

個人的には、少し苦味のある小松菜、茎の真ん中に穴があいた空芯菜の炒め物がオススメ。

 おお、空芯菜って最近正体を知ったばかりの野菜(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20060113#p2)じゃんか。なんか縁というか偶然の繋がりってのはあるみたいな、そんな感じ。