流れよ我が涙、と佐藤嘉洋は言った

http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-060119-0001.html

「昨日と今日で利益が吹っ飛んだ。もうけはすべてなくなった。堀江さん、ちょっと、困りますよ」。その表情には、悲しみと怒りが入り交じっていた。

 いつぞやの財テクブームじゃないが、これだけ株、株、株の世相なのだから、有名人の誰かもライブドア・ショックをひっかぶるんじゃないかと思っていたが、とりあえず出てきた名前がこの佐藤なのは驚いた。
 佐藤といえばガオグライ撃破の金星が印象深い(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20051013#p1)が、戦いぶりはいたって玄人好み。はっきりいってミーハーファンな俺には高度すぎる。が、逆にその徹底ぶりがスゲェなと思わせる存在で、個人的にセーム・シュルトっぽいとか思っていたのだ。
 しかし、そのシュルトが冷遇されていたように、K-1は強いだけではだめ。そこが佐藤のネックかと思っていたのだが、そこにきてこのニュース。いきなりキャラが立ったじゃないですか。株戦士、哀愁のライブドア・ファイターですよ。レミー・ボンヤスキーの「悪徳銀行員」(…谷川のこの発言は酷いと思いましたが)よりもホットだ。このアングルを活かさない手はない。これでいけるぞ、がんばれ佐藤。