トリビアの泉に驚かされないように

 僕と「トリビアの泉」との出会いはけっこう遅くて、番組がゴールデンタイムに移って、世の中の人がそろそろ飽いてきたころに何となく見始めたのだ。そんな僕だけれど、最近さすがにちょっと飽きてきたところがあって、「それがトリビアかよ」というようなトリビアも少なくなくなってきたんだ。それでも、いきなりファイター豊川の二歩のネタがあったりして(id:goldhead:20060119#p1)、ちょっと見逃せない番組でもあるのだ。そう、たとえばいきなり昨日みたいに。
 それは「トリビアの種」の方の話だった。その前の福袋実験の結果のところから見たのだけれど、なんでもFBI超能力捜査官のおばさんに競馬を予想させようと言うのだ。選ばれた場所は浦和競馬。スタッフから1万円ずつ集めた百万円勝負というのだから興味深い。選ばれたレースは次のレースだった。
http://www.nankankeiba.com/ksh/ksh2006010318090310.html
 A3下の競走で、浦和桜花賞で大穴を開けたミライの名前なんかも見えるし、たまに重賞で見かけるような面子だ。しかし、FBI超能力捜査官のおばさんには関係ない。彼女は超能力で当てるからだ。しかし、「勝馬」紙の見方を聞いたり、「実際に買わなくてもいいわよね」などと言い出すあたりが人間くさくていい。これもまたFBI仕込みなのだろう。
 そして彼女が選んだ馬はハツラツ。鞍上は的場文男で、よもやFBI超能力捜査官が「知らない競馬場では騎手で買え」なんていう鉄則を実行したわけではないだろう。それで、その単勝に100万円投入。「オッズは6.4倍」なんていうものだから、てっきりぶち込んだ後の金額かと思って、それじゃ余程の人気薄だったのか、などと思ったけれど、それは投入前。ちゃんとオッズが1.9倍に下がる瞬間を撮っていたのだから、スタッフもわかっている。
 さて、レース。的場のハツラツは好発から押して叩いてハナへ。その後は折り合いも付いて、四角でも持ったまんまで、直線も離す一方。結果五馬身差の圧勝と相成った。それで、大喜びのババア……もといFBI超能力捜査官。これぞまさに「競馬でうれしいが一番うれしい」瞬間に違いあるまいて。JRAの次のイメージキャラはこの捜査官にお願いすべきだろう。オッズは最終的に210円ついて、儲けはなぜか慈善事業に寄付となった。
http://www.nankankeiba.com/Realtime/result/res2006010318090310.html
 さて、ハツラツという馬。ネットのデータベース(http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/DataRoomTop/begin.do)から調べてみたら、メドウレイクの肌にプルピットで、バリバリのマル外、アメリカ産。これはFBIの陰謀だろうか。お、馬主はディープインパクトと同じ金子真人(地方ではHDなし)じゃないか。しかも、元中央でディープの僚馬だったのか。なんだ、覚えていないな。まあいいや、今後もハツラツの活躍に期待しよう。
 あと、他に何のトリビアあったっけ。チンコ坊主か。昔の品種もきちんと保存されていてすばらしいことだと思った。しかし、虫や台風への耐性なんかも大違いなんだろうな。それに、チンコの味はどうなんだろう。あの二人の女性にコメントを求めるべきだと思った。