http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000107-yom-pol&kz=pol
政府は8日、女性・女系天皇を容認する皇室典範改正問題について、今国会へ改正案を提出するという従来の方針にこだわらず、改めて慎重に検討する方針を固めた。
俺は俺自身の皇室に対するスタンスについて整合性の取れた説明をすることができないので、俺はあるいは無関心層に区分されてしまうのかもしれない。しかし、今回の皇室典範改変問題に関しては、一応スタンスらしきものはある。しかし、それを説明しようとすると、俺は俺の持つ「保存」についての、名前のつけがたい、あるいは日常の些末事から地球環境まで連なるような、どうにも説明しきれない感情ないし感傷を持ち出さなければならず、また、家系の話となると俺の第一の嗜好を引き合いに出さざるを得ず、それは皇室どころか人間一般に対して礼を欠くことになろう。と、ここまで書けば書いたも同然か。俺は男系皇統存続第一主義者であり、代打的女性天皇は大いにオッケーだけど、女系はだめだ。女系をオーケーにしたら、俺やそこらの誰か、誰もと同じように、珍しさがなくなる。俺も君も誰かの先祖も確実に神武の時代に居た。皇室もそれと同じじゃ、ありがたみがない。「珍しさ」や「ありがたみ」じゃ、不敬かね? 俺はそうは思わない。だいたい、ひげの殿下が皇紀を持ち出されたので少し驚いたが、逆に正確に「日本がいつはじまったか」と言える奴は誰もいない。そんな日本だ。皇室に価値があるとするならば、そこにある物語にあるのではなかろうか。では、どうやって男系を存続させるのか、あるいは……時間切れ。帰ろう。