N10/W33SA:死んだはずだよ……

 死んでくれた方がいいわけではないけれど、死んだはずとして物事が進行してしまうと、死んでいてくれとはいわないけれど、死んだはずだよ、と言いたくなることってあると思う。戦死したはずの許嫁が帰ってきたり、壊れたはずのMP3プレーヤーの電源が再び入ったりという話。というわけで、私の元・愛機は九十九年の無償貸与で人の手に渡ったのであった。
 で、今の愛機どころか、その元・愛機と比べても……と思ったのが着うたフル(id:goldhead:20060203#p3)。さすがにこの音質では、MP3の代わりにはならない、と書いたのだ。けれど、私は私の現代最新メカにかなり苦手意識を持っていて、「自分は何か大きな勘違いをしているんじゃないだろうか?」「宇多田ヒカルのこの曲は、そもそもこういう音なのではないだろうか?」(←だったら間違ってもLISMOのイメージソングには用いられない)などと、あらぬ想像をいろいろしていたのだ。だって、そのあと携帯に頼らずにMP3プレーヤー買っちゃったし。いや、順番が前後してたか、LISMO対応機種は後だった。まあいいや。
 けれど、この件について今号のテレビブロスの後ろの方のネットに関する連載で触れられていて、どうやら私の推測は間違いじゃなかったようなのだ。もちろん、それを書いた人と私の耳の良さみたいなものに差があるかもしれないのだけれど、それでもどうもそういうことかと合点したのだ。
 しかし、こんなことを雑誌で確かめるのって、ちょっと時代遅れだろうか? けど、世の中はOS9をフリーズさせようと待ちかまえるブログばかりだし、やっぱり紙媒体の方が信頼できるのであった。