トリノ五輪:僕はイナバウアーのこと忘れないから

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060303&a=20060303-00000059-mai-spo

 トリノ五輪フィギュアスケート金メダリストの荒川静香選手の得意技として今や流行語にもなっている「イナバウアー」。エビ反りの技と思われがちだが、本当は上体を反らさない。

 自分の中のピークが男子モーグルで、女子カーリングやフィギュアにあまり興味を持たなかったがゆえに、「いつの間にか終わってしまった」感があるトリノ五輪。しかしながら、「イナバウアー」の響きは印象深く、日常生活の中で思わず「イナ、バウアー」とつぶやいてしまう人も少なくないのではなかろうか。いや、少ないかも知れない。それとも俺だけ……、なのか?
 まあいい、こうなると、唯一の金メダルという希少性とともに、今年の流行語大賞確定かという話である。が、ただでさえ忘れられやすい冬季五輪。今年はこのあと(というか今日から)ワールドベースボールクラシックあり、さらには超大物サッカーのワールドカップが控えている。もちろん、それぞれのレギュラーシーズンもあり、だいたい流行語大賞はスポーツ界だけのものじゃない。このままではせっかくのイナバウアーも忘却の彼方という可能性が高いのだ。
 これではいかん、という話で、俺は二ヶ月に一度くらいイナバウアーを日記の中で用いようと思う。たぶん、きっと、おそらく、あるいは、なんとなく。