ガブスレイ戦記 その2

goldhead2006-03-08

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 というわけで、俺は伊勢佐木町おもちゃ屋でガブスレイ(ASIN:B000BOBGVW)を買った。「この商品にはガブスレイが一体入っています」と書いてあったので、確かにガブスレイだ。本当はトイザらスに行ってみるつもりだった。みなとみらいのジャックモールの方にあるトイザらス。わざわざトイザらスガンプラが売ってるかどうかネットで調べたりしたのだ。伊勢佐木町おもちゃ屋があるのかないのかよくわからなかった。
 いきなりガブスレイを手に入れた俺は、道具を買わなくてはならなかった。金がない。そこで、ユニクロの上のダイソー。だいたい、下調べはした。初心者向けのページをいくつか見た。そこで俺は必要なものを知った。「ニッパー」、「デザインカッター」、「紙ヤスリ」、「ガンダムマーカー」。しかし、どうにかダイソーで済ませられないのか。
 結果として俺はダイソーで「ニッパー(刃が底でふれあわないのでプラモデル作りに不向き)」、「彫刻刀(カッターナイフのかわり)」、「紙ヤスリ(本当は1000番台の細かさが必要だが、600くらい)」、「金属ヤスリ」(爪のお手入れにも使えそうだったので)、「筆ペン(水に強いと書かれた水性のもの)」を買った。どうにかなるだろう。
 どうにかなったのか? とにかくニッパーはダメだった。「切り開くと言うよりは切り裂くという感じ」とハイロウズは歌ったが、このニッパーは「切り離すというよりは、押し潰すという感じ」なのである(ハイロウズの歌詞関係ないが、思い浮かんだことは書かずにいられない性質)。ほっといても、ライナーと部品の距離が開くし、それ以上近寄れない感じ。
 そのニッパーが押し潰した跡の対処には、丈夫そうな箇所には彫刻刀(平刀)を使った。机と挟んでバチンと切り離すのだ。そうはいかない部品はどうしたか。俺はそこで、剃刀を使った。眉や髭を整えたり、人によってはリストカットをするためにある剃刀である。もちろんこれもダイソー。同じく部屋にあったダイソーのカッターナイフよりいいかと思ったのだ。で、結果、俺はひたすら剃刀を使うことになった。誰にもお勧めしないガンプラ作り。切れすぎてサクッと行ってしまうこともままあった。
 一方で、マシな結果と思えるのは筆ペンだった。溝にスミ入れして、はみ出たところをぬらした綿棒でぬぐうと、ぴかぴかのプラスチック表面のつやが消えてくれる。もとより今回は(次があるのか?)塗装など考えていないので、これでじわじわと表面を汚していこう、というわけ。フォトショップで言えば、ブラシツールで色を塗るのではなく、ぼかしツールなどで表面を加工していくイメージ。
 ヤスリは、どうなんだろう。足首より下のところを剃刀でサクッとやった箇所があって、その処理のためにかけてみて、面倒なので足首より下全部をしゃかしゃかやってしまった。確かにつやは消えるが、やはり傷っぽい。傷っぽくてもいいが、もうちょっと滑らかでもいい。もうちょっと細かいヤスリが必要なのだろう。ただ、筆ペンと共に完成後にこちょこちょ手を加えていく楽しみはある。
 ……あれ、道具の説明をしていたら、俺がいかに十年ぐらいぶりのガンプラに挑んだかという体液ほとばしる過程も無しに完成してしまった。まあ、いいか。