http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/malaysia/0319/result07.html
開幕戦に続き、第二戦も最初から最後まできちんと観戦しました。ここにきて自分に言い聞かせるように言いましょう、「今年のF1は面白い」と。
何が面白いのでしょうか。まず、「マシンがかっこいい」というのが挙げられます。よくわかりませんが、今年のレギュレーションのせいなのか、マシンが近年まれにみるほどかっこよく思えます。各チームのカラーリングも素敵だ。HONDAの車体の白色の具合などに文句のつけようはないし、トロ・ロッソの暴力的なレッド・ブル模様もいい。スーパーアグリは新車投入の際にはここらへんを頑張って貰いたい。
いや、もちろん「スーパーアグリが走ってる」というのも面白い理由の一つでしょう。まるで、シミュレーション性のあるテレビゲームをスタートしたような気持ちで見ることができます。最初は資金も人材も限られているけれど、「完走」→「追い抜き」などのミッションをこなしていき、溜まったポイントでチーム補強、やがてトップへ……といけないのが現実で、「優勝可能なチーム以外のトップ」というのが目指せる頂点かもしれません。それすら難しいのも確かですが、こう、なんというか、成長を見守っていく感は魅力です。それがやがて、ミナルディ愛のようなものに変化していくのもいいでしょう。
あと、「レギュレーションが良くなった」(?)みたいな。詳しくはわからないけれど、タイヤ交換復活はいい要素なんじゃないかとか。一エンジン二レース制度はよくわかんないけど。で、その結果かどうかわからないのだけれど、レース中のバトルやピットワークの後先なんかが案外頻発していたりして、見ていて飽きない感じがある。悪くないぞ。
★☆☆☆☆
それはそうと、肝心のマレーシアグランプリ。やっぱり佐藤琢磨のトロ・ロッソ抜きは今後スーパーアグリ史に百年語り継がれるシーンでしょう。あれでクラッシュしてたらズンボロだろうけれど、一発意地を見せてくれてお見事なもんでした。しかし、二戦連続完走とは、なにか琢磨を見直しました。ひょっとして成長していくんじゃないかとか。
勝ったのはフィジケラで、二着にアロンソのルノー親子丼。見ていて安心できる感じの走りっぷりです。これは今後も堅そうに思えるのですが、はたしてどうなることやら。フェラーリはパッとしませんね。どうせなら、悪い方にパッとしてしまうくらいが跳ね馬らしい……とか言うのはちょっと古い印象でしょうか。いずれにせよ、今度は雑誌の一つでも買ってもうちょっと詳しい情報など見て楽しもうと思います。