流れよ我が涙、と魔裟斗は言った

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20060406-00000025-spnavi-spo.html

魔裟斗は「賞金も上げてほしい。バラエティー番組と同じぐらいだと『大したことない』って思われちゃうから、ヘビー級のGPと同じぐらいにしてほしい」と仰天発言。具体的な額として、現行の1千万から3倍増の3千万円を要求した。

 あまり目にしたことがない格闘家の‘銭闘’。俺は昨日の大会のデキが良かったこともあって、この意見には賛成したい。……のだが、もちろん賞金とは別のファイトマネーがいくらなのだとか、実際のところ興行としてどのくらいのお金が動いているのだろうかとか、そのあたりについては無知である。しかし、魔裟斗が引き合いに出したテレビ番組を見る感覚で行くと、確かに一千万円はインパクトが薄い。しかし、魔裟斗はどの番組を指したのだろうか。クイズ$ミリオネアあたりか。M-1だとしたらちょっと異論もある。しかし、M-1ももうそろそろ増額してもいいんじゃないのか(追記:内外タイムスhttp://www.naigai-times.com/content.php?janre=fight&key=1001689によれば「サスケとかミリオネア」とのこと。大手新聞はこのあたりも伏せるのね)。
 ……クソ貧乏人のくせに、なぜ俺はこんなにバブリーな発想なのか。ちょっと考えてすぐにわかった。おそらく比べる対象としては不的確であろう、競馬の賞金のことが頭をかすめているからだ。これぞ競馬脳。競馬で一千万といえば、南関東の一千万重賞と呼ばれるクラスの競走(埼玉新聞杯など)だとか、中央で言えば条件戦の賞金だ。もう、言うまでもないけど、何もかも比べるのはおかしい話ではあるけれど。
 というわけで、誰かと殴り合ったり、蹴り合ったり、絞めつけあったりする彼らには、たしかにもうちょっと報酬が支払われたっていいんじゃねえかと思うわけだ。そうやって、得られる物が大きな業界ということになれば、また優秀な人材も集まってこよう。これだけテレビにも貢献しているのだし、そこらあたりなんとかならんものだろうか。って、すっかりテレビ視聴者目戦から外れてたな。まあいいや。