釜中で流れよ豆の涙、と曹植は言った

 最近、セブンイレブンレッドブルを見るようになった。俺はしばらくF1から遠ざかっていたので、レッドブルの名は知っていても、レッドブルがなんなのかはよく知らなかった。せっかくなので、レッドブルを調べてみた。
http://www.sej.co.jp/news/h18kami/040301.html

オーストリアRed Bull社が開発した微炭酸のドリンク。 若者やアスリート、ビジネスマン等、幅広い客層から支持され、 販売されているほとんどの国において、エナジードリンクと 呼ばれる市場ではNo.1のシェア。

 なるほど。しかし、ウィキペディアではもっと詳細な情報を知ることができる。「そこまで詳しくは知りたくなかった、頼むから勘弁してくれ」というくらいの充実ぶりだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%AB
 生まれはタイとのこと。「健康上の問題」などと仰々しく書かれているので、何か問題になる物質(肉骨粉など)でも入っているのかと思ったら、単にカフェインのこと。一本に80mgならたいしたことは無いだろう。だいたい俺は一錠100mg配合のエスタロンモカを六錠飲んで死にかけた(id:goldhead:20050908#p1)くらいだからな(擁護になっていない)。
 というわけで、レッドブルエナジードリンクである。今日の昼もセブンイレブンに飯を買いに行き、思わず足を止めてしまった。七歩の間に詩を詠めと言われているわけではないから、止まったっていいのである。しかし、手に取るところまでいかない。何せ250ml缶で275円。日本在来種の栄養ドリンクでいえば、中級クラスのものではないか。その割に、このアルミ缶の高級感の無さ。これがネックだ。今まで何度も書いてきたように、今年のレッドブル、というよりトロ・ロッソのマシンは最高に好きだ。この牛のデザインは好きなのだ。しかし、どうも躊躇させるものがある。日本で売る場合は、量を少なくして瓶に入れた方がいいのではないか、などと思いながら、ペヤング大盛りを買った。
 なぜレッドブルの話で豆が泣くか。それは曹丕レッドブルのシンボルを指さして「詩中不許犯著『二牛鬥牆下、一牛墜井死』字樣」などと言ったからである。これには曹植も困ってしまい、曹熊レッドブル飲んで滋養強壮すればいいのにとか思ってたら、うっかり受け答えを一つ飛ばしてしまったのである。