世界でもよろしくね

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 今年3月のゴドルフィンマイル(国際G2、ダート1600メートル)を制したユートピア(牡6、栗東・橋口)が、世界最大の馬主グループ・ゴドルフィンに400万ドル(約4億6000万円)で電撃トレードされることが2日明らかになった。

 これには驚いて、思わずくわえていたゴムを離してしまい、相方がえらいことになったとかならないとか、そんなことはどうでもよくて、とにかくユートピアゴドルフィンにトレードされ、あのサイード・ビンスルール厩舍所属になるというのだから、これはもうなんというか、やはりゴムを離してしまう驚きで、たとえばディープインパクトゴドルフィンにトレードとなれば、それこそ驚天動地の大衝撃ではあろうが、王道中の王道を歩む名馬としては、ある意味あっておかしないような話ではあり、一方こちらユートピア、良血は良血でも兄は‘クリエイター産駒らしい二千の鬼なのに出馬登録し忘れて秋天に出ることかなわず後に非業の死を遂げた’アロハドリーム、そして、母の父は日本競馬史にその名を輝かせる大ノーザンテーストときたもので、ドサ周りとは言うまいが、今年も南部杯あたりを制霸しそうと思われていた馬なのだから、そりゃドバイで勝ったには勝ったけれど、これはとてもエポックメイキングな話と言わざるをえず、しかしこれもユートピアの馬名がフォーティミツオーとか、トーヨーテースト(最近はやってないのか、謎のBMS名前取り)とかいう名前だったりしたら、米生産者も敬遠したかもしれず、金子真人HD氏(ホールディングスに氏をつけてはいけない)のキャラというかそういったものもあるだろうとは思うが、はっきり言っておくが俺はどちらかというと金子真人氏の命名はあまり好きではなく、どうせだったら次は日本丸だしの馬名が世界に旅立ってほしかったなどとも思うが、そんなことはどうでもよく、ユートピアの新天地が彼のガンダーラであることを祈らずにはおれないところではあるが、イスラム関係のオーナーと調教師の前ではメッカと言った方がいいかと思ったが、かえってまずそうな気がしてきたので、ユートピアにはそのあたりも気をつけてもらいながら、いつの日か日本にもその産駒が来るのを楽しみにしたいとも思うのであった。