サンデーサイレンスの執念か

http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/05/02/08/11/denma.html
 昨日、いや、一昨日のトリビアの泉id:goldhead:20060511#p1)で、血統書付きの猫のお見合いパーティーねるとん、とした方がいいのだろうか)をしていたが、血統といえば当然サラブレッド。猫の世界に三台始祖や名種猫がいるのかどうかはしらないが、ブリーディングにかける人間の情熱はかわるまい。
 しかし、一方でトリビアのお見合いが示すように、猫には猫の好みもあり、馬には馬の好みもあろう。とはいえ、生産者というのはおおよそ売れる馬、走る馬を作らねばならず、自由恋愛がたまたまうまくいった例などメジロマックイーンイクノディクタスといったくらいではなかろうか。
 そこで、やっぱり人間が値付けする種牡馬としての価値とは別の、馬世界のモテや非モテも存在するのも確かだろう。野生のサラブレッド、という言葉はあり得ないが、自然に群れでも作らせたら、案外な結果になるかもしれない。
 しかし、しかしですよ、それでもサンデーサイレンスは別格にモテるに違いない。確かめようのないことながら、これは確信できる。絶対にボスになってハーレム作る。そうに違いない。そういうタイプなんだ、あいつは。
 で、そのモテボスがなりふりかまわず新設G1に娘たちを送り込んできたのが上の出馬表となる。実に十八頭中十頭。孫も三頭いるが、とにかく府中マイルのG1を獲れ、との意気込みである(たまたま外枠に固まってたからそう思っただけで、だいたいこのくらい、という可能性もあるか。まあいいや)。NHKマイルカップをついに獲れなかったことがそんなに悔しかったか。
 となると、やはりサンデーの子から入るのがいいのだろうか。しかし、なんだ、世の中そんなにモテるやつの思い通りか、という話もある。そんなモノポライズが許されていいのか、という僻みである。ヴィクトリアがどこの誰だか知らないが、果たして誰にほほえむのか見ものではある。