野獣、健在

http://www.so-net.ne.jp/feg/database/20060513rslt.html
 タイガー&ドラゴンといえばドラゴ、こないだオーレ・ローセンに勝っていた選手(id:goldhead:20060406#p2)で、このアムステルダム大会にも登場だ。……って上と話をつなぐには強引すぎでした。
 セーム・シュルト対ロイド・ヴァンダム、ここのところのシュルトさんの戦いという風で、ルール改定はシュルトの強さばかりか、昨年のあの兇暴な魅力まで削ぐようで、あまり評価できません。それとも、シュルトさんを使い減りさせてご退場願おうという狙いでもあるんでしょうか。
 メルヴィン・マヌーフ富平辰文、富平にとっては厳しいマッチメークのように思えます。マヌーフといえば、こないだ(……と探したが日記にメモなし)、なんだかとても強い人だったはず。この試合も圧倒的でした。
 そして、そして……アーネスト・ホーストピーター・アーツ? 恥ずかしい話ですが、上の試合を見たあたりでビールを飲んで、あまりの眠さに耐えられず、だらしなく眠りこけてしまったのです。だから、マヌーフが負傷したことや、オナホール(ベタとわかっていても、男には言わなきゃいけないことがある)、じゃなかった、ナオホール“アイアン・レッグ”の試合なども見ていない。そして、これはちょっとというか、ちゃんと楽しみにしていたボブ・サップが欠場。ナニそれ?
 酔った私はキツネにつままれたようでしたが、今日いろいろのウェブサイトなど見てもやはり詳しいところはわからない。K-1の仕組んだアングルだとか、そういうもの、すなわち自作自演? しかし、メーンイベント、それもホーストの自国引退試合で仕掛けるようなものでもない。急遽同国人のアーツ登場で、むしろ客席大盛り上がり……なんて狙いもないでしょう。たとえば、武蔵が自国引退試合モンターニャ・シウバを迎えてみたら、ドタキャンされて急遽中迫剛が出てくるとか、そういう感じでしょうか。もっとよくわからない。
 となると、トラブル自体はあったと考える。たとえば、ビーストがビーストらしく、本当にパニックというか、何かあった。サップ単独説。なだめすかそうと、あれが本気でだだをこねたらどうしようもない。あるいは、アムスだし、精神になにか。いや、それはないか。まあいいや。あとは、あれ、バックに何かあって、みたいな。PRIDEが桜庭の仕返しに引きぬき仕掛けたとか、そういう。しかし、この不義理はさすがにバックがつこうが許されそうもないし、「無理難題」に至るところが明確にサップ側から示されなければ、ファンも納得できない。商品価値としてどうか、ということになる。
 うーん、わからんね、これは。あるいは、このままサップがフェードアウトしてしまうこともあるのかしらん。日本での露出は落ちてきていたし。でも、プロレスとかやれば痛い目にも遭わずに稼げそうなもんだけど。もっと大きな稼ぎ(映画?)なんて話があるのかな。まあ、わからん。わからんけど、ここまでのドタキャン、きっちり裏事情が知りたいとは思うのでした。