うっかりキーボードに水をこぼしてしまった。あわててコード抜いてドライヤーで乾かしたり。で、しばらくは普通に使えたのだけれど、急にreturnとspaceキーが反応しなくなったり、押しっぱなしになったり。それで、社内を探してみたけれど、MACの遺産的なADBものがいくつか出てきただけで、USB-ADB変換コネクタなんかを使って使おうかとも思ったが、いっそのことで新しいのを買うことに。無駄な出費。
そういうわけで、横浜へ。最初、ヨドバシカメラに行ってみようかと思ったが、西口から出て吸い寄せられるように五番街の方に行ってしまい、気付いたら視界にソフマップが見えたのでそちらに行った。
キーボード売り場がわからない。近くにいた店員さんに声をかけて案内してもらう。ついでに「MacOS9とOSXで使えるやつが欲しいんですけど」と聞いてみる。すると「えっ、マックですか?」と戸惑われる。「少々お待ち下さい」と姿を消す。その間に売り場に積み重なったキーボードを見る。マイクロソフトのやつで、MacOSマークのついたやつもある。一応、来る前に調べはした。ただ、どうもOSX対応のWin用キーボードが、OS9起動で使えるかどうかわからなかった。単なるWin用をOSXで使うようなテクニックの存在もあるとはわかったが、それも面倒だ。
すると、おそらくマックコーナーの店員さんがきてくれた。同じ質問をすると、「OSX対応のやつなら普通に動きますよ」とのこと。しかし、「ちょっとよろしいですか」とマックコーナーに誘い込まれる。そこで見せられたのが純正品。「以前ですとマックの純正品は高くて手が届かなかったんですが、最近は……」とのことで、純正品のキーボードがなんとたったの三千五百円。これには驚いた。俺はもう、純正品のことなどはなっから頭に無くて、調べもしなかった。そうだったのか。「Win用ですと、commandキーなどの場所も違いますし、これなら問題ないです」。ええ、納得です。買います。という感じ。
で、無事、今、こうして打っているのだけれど、あなた、すばらしい。中古のG4についてた中古のキーボードはギィギィするところがあって、returnが特に弱っていて、そこらあたりが不満だった。故障せずとも、何か安くどうにかならないかと思っていたくらいだ。それがこれ、キータッチの音がしない。やわらかな反応。すごくいい。あえいうえおあお、ああああ。たまには水をこぼしてみるもんだな、さいたさいたさくらがさいた。