いいか、絶対に勝ってくれよ

 と、今夜はドイツ対アルゼンチン、ワールドカップの準々決勝。俺はこの大会、アルゼンチン応援を決めて見ているので、ここまでは理想通りと言っていい。次の相手は開催国、これもまた決勝に向けて盛り上がる要素じゃありませんか(キャプテン翼ワールドユース大会みたいなもの)。アルゼンチン応援、頼むぜテベス
 そうだ、俺は「テベスの大会になる」などとありもしないことを書いた覚えがあるが、どうもそういうものではないらしい。いや、控えフォワードが……って話ではなく、「○○の大会」とはもういかない時代だと。どこで読んだのかもう忘れたが、「マラドーナの大会」みたいにはいかない、組織の時代だというわけ。そういえば、大会前はしきりに「ロナウジーニョの大会」になるって言われていたけれど、ふたを開けてみればそういう風ではない。つなぎ役に徹している感じでもある。なるほど、そういうものなのかもしれない。このままマキシ・ロドリゲスが点を重ねても、ラッキーボーイ的という感じかもしれないしな。
 ああ、でも、どうだろう。俺のような素人には、やはり「○○の大会」であってほしいようにも思える。まだ、たとえばこれから先の試合、そこで大活躍して優勝まで持っていけたら、そう呼ばれるチャンスはあるんじゃないのか。それが誰だかはわからないが。一応、そういうあたりについても注目して見ていきたいと思う。少なくとも、前回みたいに「審判の大会」みたいなのは勘弁してくれよってところだろうか。誤審で負けた(と思ってる)国のサポーターは、もうそう思ってるのかもしれないけれど。