ここのところsakusakuについて

 四月からこのかた、毎朝sakusakuを見ている。というかそれは、ほぼ「毎朝起きている」というのに同義だ。それだけ、sakusakuを見ることは起床の動機づけになっている。七時半ちょうどに携帯のアラーム(着メロだけど)が鳴って、「いかん、番組が始まってしまう」と体を起こす(あの番組はなぜか七時半ぴったりにはじまらないので、それでちょうど間に合う)。そこには二度寝への一片の逡巡もない。
 とか書くと、「そこまでsakusakuが面白いのか」ということにもなろう。となると俺は「いや、別に」と答えてしまう(明石家サンタまであと半年か)。いや、もちろん、面白くなきゃ毎朝見るはずもない。ただ、「絶対に見逃せない番組」というのとはちょっと違う。そこまでではない。じっさい、朝食の支度やトイレなど、平気で画面から離れる。
 ということは、まあ、うまいこと起床に利用しているということだろうな。一種の暗示、自己暗示。寝起きなどは頭も働いていないので、それが強烈に作用する。そんな感じ。今まで、朝にそういう番組を得たことがなかったので(ワイドショーなど好きだが、ザッピングしてのことで、動機付けには弱い)、これはもうちょっと感動の毎朝だ。あるいは、朝の番組に魅力的な女性キャスターなどが出てくるのも、世の中の男たちが、彼女たちを動機付けにしているのかもしれんね。あと、世の中の女たちにはみのもんたを。
 そんな効用はともかくとしても、やはり最近さらに面白いようにも思える。四月からなので前任者である木村カエラとの比較はできないが、中村優が慣れてきたこともあるのだろうか。あと、ゲストがいい。あの変な歌手から来て、ブラジル演歌歌手、横須賀歌手、そしてパペットマペット。それに、黒幕のギター教室。慣れてないせいもあって、ああ出てこられると見ていてドキドキしてしまう。恋かしら。
 そんなわけでまあ、神奈川県民でよかったという次第。しかしながら、画面の映りのひどさは相変わらずなのだけれど。

……とか書いたのが日曜の夜(PowerBookを持ち帰っていた)。それでもって今朝のゲストは木村カエラだったのだから驚いた。そして、中村屋とのサイズの差に遠近法の狂いを感じた。うーん、なんか、俺のように視聴暦の浅い人間にも伝わる微妙な空気。なんとなく気まずいというか。いやはや、でもまあ、ますます朝起きられようというもの。