初回を見た（id:goldhead:20060710#p1）ので、当然二回目も見てみた。正直、正直なところ、すこしばかり気になるところあって、ややテンションは下がっている。こう、どうにも乗っていけないのは、「泣かせよう」というのは言い過ぎかもしれないが、感動演出が鼻についてしまうところ。あまりドラマなど見ない俺だからそう思ってしまうのかもしれない。コメディ要素も強いのだから、笑い笑い笑いときて、ちょっと泣き笑いが入るくらいの方が、ぐっとくると思うんだけれども、どうだろう。あと、無理矢理お勉強ネタに絡めるのはちょっとよくわからない。それと、やる気のない感じの若者像というのもちょっと食傷気味かも（まあ現実あんなもんかもしれないけれど）。で、それが感かされて「熱血」っぽくなってくってのも。
が、いいところも多いのも確か。やはり役者がいい。主役の長瀬智也は言うに及ばず、父親役に市村正親なんてのもいい。大杉漣もそれらしい役だし、あの子分らしい子分の人もいい。あのチンピラ子分っぽさというのはなかなか出せるもんじゃないし、いっそのこと入学しちゃえば面白いかとか。ああそれに、ちょっとリアリティねえなあってところもあるけれど、学校生活の嫌なところみたいなのもたまに感じられて、それが痛し痒し。
あーそうだ、ちょっとだけ学園シミュレーションゲーム（そんなのあるのか？）っぽいとか思ったり。ある意味、主人公の立場は高校生活シミュレーションなわけだけど、なんかこう、人と話して、イベントがあって、登場人物が増えて、みたいな。それで、攻略キャラが増えてってとなったらギャルゲーか。でも、二十七歳が十七歳に手え出したらだめじゃん。ユー、それ犯罪。……となると、恋愛要素は無理か。鉄仮面？ まあ、そんなところも気にしつつ、マイボス・マイヒーロー、次も見てみるか。
