流れよわが涙、と加藤浩次は言った

goldhead2006-07-19

 昨夜知った(id:goldhead:20060718#p6)極楽とんぼ山本圭壱の逮捕。考えてみれば、俺とて深夜やっていたとぶくすりの大ファンだったわけで、それ以来テレビで見続けてきた芸人ということで、ニュースとしてはなかなかにショックなわけなのである。
 そういうわけで、今朝は八時から各局ワイドショーを見なければとの心持ちで……、っていうのは、かなりの間抜けな判断。普通に考えれば、相方が司会をつとめる日本テレビの「スッキリ!!」一本に注目するところ。これがもう、完全に全く抜け落ちていて、ちらっと小倉さんのオープニングトークなどに気を取られ、日本テレビにまわしたのが八時二、三分ごろ。今後十年日本のテレビ界に語り継がれる「加藤、涙の挨拶事件」を半分くらい見逃してしまったようだ。そりゃ泣きたくもなるよな。隣の女子アナももらい泣きみたいになってたっけ。
 で、その後もあわせてみるも、紀子様パロマの話題が続き、この話題はでない。スタジオにカメラが来ても、アナウンサーやテリー伊藤、それに誰か女医と江田憲司が映るばかりで、加藤は巧妙に映らない。過去映像の都合の悪い部分を編集でカットするのはたまに見かけるが、生放送で見られるとは。
 結局、途中でシャワー浴びたりして、戻ってきたら加藤は復帰していた。なんだか番組の空気もあたたかいというか、なまあたたかいというか、そう感じるのはうがち過ぎだろうか。とはいえ、加藤は今後しばらくこういう空気を引きずることになるだろうし、頭も下げ続けなければならない。また、相方として、芸人として厳しい目にもさらされるだろうし、痛くもない腹をさぐられたり、あるいは痛い腹がないともかぎらない。まあ、それよりも、なんといっても今朝。こんな状況でも生放送に行かなきゃならない。そのあたりがまあ、テレビ芸人の辛さよね。ここで逃げていたら、あるいはフェードアウトすらあったかもしれない。
 で、加藤はともかく山本圭一(追記:typoかと思ったらキーワード化されてる。へえ、本名で、しかも芸名として改名していたのか。もしも姓名判断かなんかでやってたとしたら、皮肉な話だ)。
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060719-62679.html

所属する萩本欽一の野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」の北海道遠征に同行していた16日深夜から17日未明にかけ、ビジネスホテルで知人が連れてきた少女と酒を飲み、暴行したという。

 いま、芸能界でどれほどの影響力があるのかはわからないが、欽ちゃんの顔にまで泥塗って、どうするつもりなのか。いや、そんなのは大吉本興業から干されることに比べたら些細なこと。まだ、どれだけの罪になるのかわからないが、場合によっては過去のコンテンツの使用などもできなくなり、金銭的にも大穴をあける可能性があるだろう。むろん、現在のレギュラー番組などにも大きな損害を与える。こりゃあ、よほどのこと、たとえば「知人」と「少女」に陥れられたという確固たる証拠が出てくるとかの大逆転がなきゃ、おさらばの可能性が高いところか。
 しかも、山本には女絡みで過去のトラブルもある。かなり痛烈で、ヨゴレというには汚れ過ぎているようなやつが。そこらあたりの姿勢からも、一時の過ちとは思いがたいという印象もあって、学園祭で下半身くらいなら芸人武勇伝の一つ程度の話だろうが、ますます弁護しがたい要素となろう。はたして、ナインティナインなどの盟友はどういう動きをするのか。あるいは、軍団山本などといってつるんでいた芸人たちは。まかり間違っても「飛ぶクスリ」が出てきました、なんてことにならないように。