世紀の熱戦! 亀田史郎vsやくみつる&ガッツ石松

 今朝、テレ朝のワイドショーでこんなことやっているものだったから、十分も遅刻してしまった。まあ、なんとなく夏休み雰囲気で忙しくもないからいいんだけど。それにしても、他局はこういう形で「亀田」のコンテンツを喰っていこうってことなのだな。そういや、昨日は亀田興毅はTBS出ずっぱりだったか。テレビ白痴の俺もよだれたらしながら楽しむぞ。
 で、この対決。俺は先日、亀田興毅を「かわいそう」の箱に入れた(id:goldhead:20060804#p3)わけだけど、思わず亀田父も入れてしまおうかと思ったよ。何が悲しくて公衆の面前でやくみつるに説教されなければいけないのか。どんな極悪人だって、よりによってやくみつるにだなんて、そんなひどい目に遭う道理はない! いしいひさいちのものすごい劣化漫画垂れ流している、ものすごく薄っぺらいこいつに!
 ……というのは冗談(半分くらい本気かも)にしても、あの親父もずいぶん追いつめられてる感じがした。そりゃあね、前回書いた責任でいえば、こいつの責任はかなり大きいように思う。子供たちをどんな人間とつきあわせていくべきか、どこまで言いなりになるべきか。また、その言動についても。ボクサー本人がどんなんでもいいけど、親父がそんなに出てくるべきじゃあない、ってね。でもまあ、この人も元は単なるボクシング馬鹿(半分くらいいい意味で)。それが日本中からの非難の嵐に巻き込まれたら(抗議の多くが彼らへの個人攻撃ではなく、「亀田」を取り巻く大きな構造へのものだと信じたい)、まるで自分のやってることの全てが否定されてるようになって、殻に閉じこもって、都合のいいこと言うやつのことだけ信じて、まあ、依怙地になっちゃうよ。やくみたいに、「コンビニの前で座りこむ若者のマナー」まで押し付けるのも筋違いだろうしさ。
 しかしまあ、いつしか人の心は通じるかもしれない。そう、ガッツ石松氏のように愛のある発言によって。しかし、通じたところで身動きがとれるとも限らない。いつか、彼らが叛旗を翻したとき、今度は素直に応援するべきだ。まあ、渡嘉敷のようにジャッジが「命がけ」の世界にあって、そうなる確率は少ないだろうし、テリー伊藤が言うように、うさんくささや裏社会込みなのがボクシングの魅力だとファンがするのならば、口出しできる話ではないけれど。