さらば、G2大明神

http://keiba.radionikkei.jp/news/20061026K01.html

 29日(日)に東京競馬場で行われる天皇賞(秋)に出走を予定していたバランスオブゲーム(牡7歳・美浦 宗像義忠厩舎)は、今朝の追い切り後に以下の疾病が判明した。
病名:左前浅屈腱不全断裂(※競走能力喪失)

 このところ、調教拒否癖が顔を出していたバランスオブゲーム。ただちにそれを今回の故障に結びつけるわけにもいかないだろうが、たいへんな個性派がターフを去ることになって残念このうえない。正直、馬券的相性もそれほどでもなく、G2が終わったあとに「休み明けのバラゲー買っとくべきだった」と悔いることばかり思い出されるが、故障引退の報を聞いてけっこうなショックを受けてしまった。
 馬主は言わずとしれた薗部博之氏。多くのファンもいる馬だし、是非とも趣味的な種牡馬として血を残す方でいってもらいたい。いや、趣味的と言うには素晴らしい成績を残した馬。スタープログラマーだってアメリカで種馬やってんだし(http://www.silverspurranchtexas.com/Stallions.htm)、ぜひ。
追記:しかしなんだ、あらためて血統というか、親父を見てみればフサイチコンコルド。こんな超特急特進キャリアの馬から、こんな息の長い馬が出るというのも面白い。というか、コンコルド産駒って、活躍馬はブルーコンコルドオースミハルカと、どちらかっていうと渋く長くのタイプなんだな。