エーシンだけは勘弁してくれ

http://keiba.yahoo.co.jp/scores/2006/06/05/04/11/denma.html
 馬の命名は馬主の権利。けれど、馬名について論じる権利を馬主が独占しているわけではない。というわけで、言わせてもらう。エーシンだけはいかがなものか、と。エイシンの子というが、これはないだろう、紛らわしいし、紛い物の感もある。時代が移れば、逆にエイシンのよい馬たちの名がおかしくなる。せめてひっくりかえしてシンエイくらいにすればいいじゃないか(シンエイの冠名は小規模ながら存在するが)。
 それでそれで、それでもってさらにエーシンビーエル、これはもう勘弁してくれ。単にバクシンオーのBとリンデンのLを取っただけ。これが一頭ならまだいいが、このシリーズがエーシンエーユー、エーシンエーケー、エーシンピーシー、エーシンエスヴィー、エーシンエムシーと居ると、目の調子までもおかしくなってくる。
 別に、必ず神話やらなにやらからかっちょええ名前を持ってこい、と言うつもりはない。そのつもりはまったくない。そもそも俺は冠名・珍名なんでもありなのが、多様性あって面白いと思う。でも、このシリーズはないでしょう。せめて辞書か地図帳か適当にめくるくらいのことはしてもらいたい。それって過剰な望みだろうか。それとも、馬主自身が考えつかなければ、調教師やスタッフに案を出させてもいいだろうし(テンジンショウグンやジェニュインは調教師の発案だったはず。というか、類似馬名で却下されまくるので、名付けも面白いもんじゃないと西山牧場の社長がどっかに書いていたっけ。もちろん、楽しんでいる馬主もいるだろう)、競馬雑誌かなにかに持ちかけて馬名公募してみてもいいだろう。やっぱり競馬ってのは馬が走るもんで、その馬には名前がついているわけで、そこんところをないがしろにしすぎてもいかんと思うんよ。
 ……などとイイナガラ、朝日杯をビーエルから買ってみたりしようかな。こんだけケチ付けると、逆に来そうな気がするのだ、むむむ。