ぼくの好きなおせち

 おせちも死ぬ日付になったので、書く。
●ちょろぎ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%AD%E3%82%AE
 ウィキペディアにはいろいろな当て字が使われているが、今年ぼくが買ったやつのパッケージには「長呂儀」だったっけ。紅ショウガみたいなもの、といえばそれまでだが、この形、この食感、正月しかあまり出回らないのはおもしろくない。安価なのはうれしい。

●伊達巻き
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E9%81%94%E5%B7%BB
 甘いもの、玉子ものが好きな自分には、正月の主役ですらある。奮発して買ったのだが、高いもので千円近く、ぼくが買ったのでも七百円もした。けど、ちょっとはずれだったな。やっぱり千円くらい出さなきゃいけないのだろうか。これも正月以外でも食べたいもの。

●くわい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%A4
 これも正月ばかりお目に掛かる。イモともちょっとちがう、ちょいパサな食感がいい。今年は実家方面から入手した。

●栗きんとん
 高くて手がでませんでした。千六百円もするものが半額で投げ売られていて動揺したけれど、八百円の重さには負けました。しかし、独り暮らしをはじめてみなければ、こういった値段を知ることもなかったろうな。遠慮無くがつがつ食べられたのは、生まれの特権、子供の特権だったと今にして思う。

 ……以上。今年は、あと、投げ売りのかまぼこセットも買ったけど、かまぼこなんて特にありがたくもない。正月用に小田原鈴廣のなんかが一本千円程度で並んだりするけれど、それはないでしょう。あと、気に入らないおせちといえば、エビ。殻むいて出せ馬鹿、手が汚れるだろうが。数の子も歯ごたえだけでつまらない。来年当たりは、好きなものを自作する方向で考えようか。無理か。