ヘイ、タクシー

 昨夜の小雨降る夜、トンネルの先の交差点で傘ささずに、なにやらはしゃぐ大学生らしき風体の二人組、車行き交う道路に手を振り友人の車でも送っているのかと思いきや、単にタクシーを呼び止めようとしている。ただし、タクシー多く通るも二車線の対向車線よりに多く、トンネル抜けて市街地へ向かうもの多く、若者なかなか止められないが、そのうち一台の白い個人タクシー、えいやとハンドルきって一車線またごうとするの見て、そのまま滑りやすい路面にタイヤとられて二人組に突っ込んで爆発、炎上しろ、と思ったのだが、単に若人二人運良くタクシーに乗り込むだけの話であって、こんなことがあっていいのかと、心が寒くなったものである。