東京都知事選(統一G1)展望

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000015-mai-pol

 民主党海江田万里衆院議員(58)が1日、東京都知事選(4月8日投開票)について、立候補に前向きな意向を党東京都連幹部に伝えたことが分かった。

 唯一神から腹を切って死ねといわれ、そのうえ地獄の火の中で焼かれた男、海江田万里。……って書くと字面的にしっくりくるな。又吉イエスは出馬しないのだろうか。今、表明したらマスコミもいちいち紹介しなきゃいけなくて面白くなるぞ。でも「石原慎太郎都知事、建築家の黒川紀章氏、共産党推薦の吉田万三氏‘など’が……」って扱いになるかもしれないが。
 どうも唯一神に心を奪われてしまったが、都知事選の話だ。政治の話はよくわからぬこと多いし、政局となるとなおさらだ。まあ、テレビに出てくる評論家とてどこまで知ってるものかわからんし、やってる政治家たちすらどうなってるかわからないところもあるだろう。
 とはいえ、東京都の首長を直接選ぶ選挙というと、これはまあ一個のレースとして見ものといっていい。この日本で東京都の頭を獲ることは、かなりの重みがある。小国の大統領以上だ、なんていわれるくらいだし、それが本当かどうかは知らないが、それだけの大レースだ。
 それでやはり、やっぱりかというのが民主党のだらしなさだ。たしかに石原慎太郎の存在は大きいし、印を見れば◎が並ぶ存在であることは間違いない。ただ、身内にまつわる話題や、年齢のこともあるだろう。何よりそろそろ「飽き」、といってはなんだけれども、新鮮さを求めるような空気もあるだろう。前回などと比べたら、チャンスが無いわけじゃあない、そのくらいのチャンスはあったろう。
 それなのに、「西から太陽が昇っても」などといって、立候補をたらい回し。何がたらい回しにされているかといえば、都政そのものであって、そんなないがしろにされて都民もいい気はしないはずだろう。一応二大政党うたっているのだから、早くから候補者を選定して、堂々と立たなければならなかったはずだ。石原や浅野史郎の一選目のように、動向を見て最後の最後に、なんてわけにはいかないのだから。だいたい、立候補の内容を見れば泡沫候補にすぎない“米中ソ”黒川さんだって、タイミングが合えばあれだけ注目されたんだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000028-jij-pol

浅野氏、都知事選出馬へ=民主の動向にかかわらず

 と、浅野氏が立つのか。これで“地獄から還ってきた男”(……落選して無職だから、ある意味比喩ではない)海江田も立ったら、石原の◎の真ん中が黒く塗りつぶされるな。しかし、あの浅野を応援する市民団体の集会、あれはどうかね。俺は別に市民団体、市民活動だからといって十把一絡げにして否定したりするつもりはないけれど、どうしてああいう人たちはセンスがないのだろう、とは思う。その辺、あまり例外は見たことがない。あそこに身を置く浅野の憮然とした表情、あとで「感動した」みたいなこと言ってたけど、感動とはほど遠く見えた。なんかもう、晒し者とか吊し上げとか、そんな言葉が似合いそうな。でも、そのくらいの恥ずかしさに耐えなきゃ政治家なんかにはなれないのだろう。
 それで、その浅野について石原、笑顔でインタビューに応えてたな。「最後に出てくると思った」ってのは、自らもやった有効な戦術を仕掛けてこなかったことへの安堵か。そして、「民主党の推薦なんでしょ」みたいなこといって、これは浅野に民主党色つけようということじゃないかと思える。おそらくそれは大正解で、浅野もやるならやるで、民主のにおいはつけたくないだろう。今はおもりに過ぎないはずだ。
 まあともかく、これで石原有利ゆるがなくて、馬券的にはつまらない。あれ、馬券売ってない。というか選挙権もない俺、神奈川県民だしな。まあ、みんな頑張ってくれ、なあ。