伊藤久右衛門によろしく

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 バレンタインデーだのホワイトデーなどといった広告代理店が作りあげたイベントに資本主義の走狗となってよだれ垂らしながら右往左往する度し難き衆生である俺はホワイトデーということもあって写真を見た瞬間に食いたくてしかたなくなったさくら抹茶だいふくを取り寄せて職場のコミュニケーションを円滑化することにつとめた。
 俺はそもそも甘いものは好きだがこのサイトの写真のピンク色に包まれた緑色のよさといったらなくとろ〜りプリンのようといわれたらもう屈服するのもしかたあるまい。
 冷えたのが届くので送料が高いのはやむを得ないのか。それらしい箱と内装にとりあえずの満足。入っている店舗紹介パンフも上品でよいもののように思わせる効果はある。さて実物の見た目なのだが青色105号・赤色3号の絶妙の配合であって食いついてみれば中身の緑の抹茶っぽさ濃厚この上なく、この中身ばかりどんぶり一杯食いたいと思う。
 むろん人にやるものなので、自分の取り分は一つであり、これは惜しい。惜しいといってもしかたなく、俺はそもそも甘いものは好きだがバレンタインデーだのホワイトデーなどといった広告代理店が作りあげたイベントに資本主義の走狗となってよだれ垂らしながら右往左往する機会でもなければ菓子をわざわざ買うこともなく、そういう意味では走狗小万歳といったところである。