さて、帰るか

 三月の頭に春になりかけて鬱々として仕事もまるではかどらなかったが、あれを都合良く充電期間だとか見なせば、午前二時まで働く連闘もどんと来いって気がしないでもない。というか、俺やっぱり深夜じゃなきゃ働けねえや。昼は頭が働かない。身が入らない。できることなら、人という人がみな眠りにつくころ、一人で働く仕事がしたい。眠気より集中力が勝る。夜、夜、夜はいい。