『ハゲタカ』第五回

前回→http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20070312#p2
 てっきり今回が最終回だと思っていた。
 柴田恭兵を主人公とした見方をすれば、鷲津というライバル登場。それが一段落してかしないか、さらなる敵登場(松田龍平)、そして敵同士の闘いも、と。ドラゴンボールでいえばピッコロ→ベジータフリーザ的な。それでもって、それぞれ因縁で繋がっているのだからまあ大変なこの業繋の世界。
 松田の、鞄ごそごそやって金ぽいぽい捨てるシーンはよかった。このゴソポイのためのキャスティングといってもいいかもしれない。それに、栗山千明に「いっつも質問ばっかしてるけど、ホントは言いたいことあるんじゃないの」って言い捨てるシーンも。多彩なキャストがそれぞれ見せ場あって、いや、いいドラマだ。
 それで前回かいつかか、プライベート要素、恋愛要素少な目でいいと書いたが、ここへ来てちらり。いや、恋愛とはいえないかもしれない、もっと何かの結びつき。それが抑制あってちらりと出てくるのがいい。出演依頼の電話と、あの番頭みたいなオッサンが「あなたのためですよ」と漏らすところ。
 さて、国家も経済も個人も混じって、最後どうなっていくのか。正直、PRIME11の放送前はどきどきしたくらいだし、もう次で終わっちゃうのが惜しいわ。