自転車で初ゴケ

 先日DAHONのMETRO(id:goldhead:20070420#p1)など買って自転車生活を始めた俺。自転車経験値はそこらの小学生程度(id:goldhead:20070419#p2)なので、とにかく安全運転を心がけている。無理なスピードは出さないし、とにかく道は譲る、譲るの一点張り。かなりの優良チャリだ。
 ただ、少し気弱すぎて、ベルがうまく使えない。あれって歩いてて鳴らされるとあんまりいい気持ちはしない。俺の中では自動車や原付のクラクションに近い。でも、それで鳴らしそこねて、「うまくスペース空いてくれないかな〜」とゆっくり前を行く歩行者に近づいていって、それでもスペース空かなくて、「この距離でいきなり鳴らしたら、それこそびっくりするだろうな」などと思いつつ、歩行速度まで落としたりしていると、これはこれで怪しい奴に違いなく、まったく難しいもの。
 正解は「余裕をもって鳴らす」だろうか。すなわち「お前どけ」という感じでなく、歩行者がそれとなく「あ、後ろの方でベルが鳴った。自転車来るな」と思えるくらいの距離から打つ。そういや、なんだかもうちりんちりん鳴らしっぱなしで疾走する人とかいるけど、あれはあれで手なのかもしれない。俺はやらないけど。

 こけた話だった。今朝、こけた。こけたといっても、自転車がっしゃーん、俺ごろごろとかいう派手なものではない。投げ出される形にはなったが、俺も自転車も、お互い踏みとどまった。
 事情は単純なもの。歩道(自転車通行可)を走行中、向かいから自転車が来た。譲る原則から俺は車道に降りた。車道には車も居なかった。すれ違って戻ろうとした。で、歩道への進入角度が足りず、タイヤ側面を段差にこすってバランスを崩したのだ。自転車を後方に残して、俺だけ前方に飛び出した感じ。でも、死んでもハンドルは放しませんでした。
 こけるというのは、恥ずかしい。幸い、まわりに人はいなかった。けど、やはり何とも取り繕うというか急いで、何事も無かったようにまたがって、漕ぐ俺。が、ここでパニックの追加。「まっすぐ走れん!」。ヨロヨロしてまた止める俺。漕ぐのが楽なように、サドルを思いっきり高くしているので、止まるのは面倒なのだが仕方ない。で、冷静に見てみると、ハンドルと前輪の方向が一致してない! なんか斜めんなってる!
 が、応急処置もようわからん俺。人間というのはえらいもので、そんなんでもすぐに慣れる。なんかハンドル切ったまま前進して来た俺。とりあえずさっきドライバー持って見てみたら、やっぱりずれてて、ネジ一個外して、ハンドル高さ調整んとこなんとかどうかして、どうにかした。が、なんか走っててハンドルがしゃーんとかなったらどうしよう。まあ、ええことよ。