忘れないでアズサドリームのこと

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/05/10/03.html

中央競馬に「あしながおじさん」ならぬ“あしながホース”が現れた。レースで稼いだ賞金を慈善団体へ寄付するプランが明らかになった競走馬は、その名も「タイガーマスク」。

 「タイガーマスク」なんて名前がよく馬名審査通ったな。「タイガースマスク」くらいなら通りそうだが。というのはともかく、全額寄付というのはなかなかの博打。馬なんてどう化けるかわからんから、変なトラウマにならなきゃいいが。……とかいうのは、ケチな小博打しかできない貧乏人の発想で、パチンコで大儲けしてる馬主からすれば、こんなのも余興の一つ。おまけにいい意味で名前が売れれば一石二鳥といったところだろう。
 して、この馬に騎乗する武豊(騎乗馬に恵まれない騎手に慈善騎乗させてやれば……って、そんなの名指しされて乗る奴はいないか)のコメント。

「藤沢先生から趣旨を聞いた時に“凄いアイデアだな”と思った。もちろん、快く了承しました。こういう寄付の仕方は初めてでしょうし、社会貢献になることなので全面的に協力させてもらいます」

 いや、初めてかどうか。俺にはあの歌が聞こえてきた。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_03/g2005032903.html

 2人の所属事務所が昨年から所有する「アズサドリーム号」は2月27日、川崎競馬場で行われた2戦目となるレースで5位に初入賞。馬主分の賞金9万6000円に2人が集めた募金を加え、寄付した。
 同馬は今月30日にも川崎競馬場で出走予定。競馬好きの2人は「入賞すれば賞金はずっと寄付していきたい」と話した。

 アメリカでもアフリートアレックスの例(全額じゃないけど)があったりするが、ま、いずれにしてもナイスアイディアだと思っているのよ、本当に。競馬団体、関係者が義捐金送るのはたびたびのことで、もちろんそれもいい話だが、「一頭分の賞金」ってあたりの、博打っ気というのも競馬らしくていい。さっきはなんか売名目的みたいなこと書いたけど、大旦那的でもあって、とりあえず「寄付どころでは……」という悲惨なことにならんよう、かげながらタイガーマスクを応援しようっと。